特集 榎田ユウリ『この春、とうに死んでるあなたを探して』特別書き下ろしショート・コミック 榎田ユウリ『この春、とうに死んでるあなたを探して』刊行記念 暮 ツイート 人気作家・榎田ユウリさんのシリーズ以外では久々の新作『この春、とうに死んでるあなたを探して』が刊行されるのを記念して、カバーに素敵なイラストを描いていただいた暮さんによる書き下ろしショートコミックを公開します。鉄板を前に熱い議論(?)を繰り広げる4人の男たち。『この春、とうに死んでるあなたを探して』では彼らが恩師の死の真相を探ります。本編を未読の方はもちろん、読んだ方もぜひお楽しみください! 内容紹介 矢口弼は38歳、元税理士。 離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした雨森町にひとりきりで戻る。新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。外見は変わっても中身は子どものままに騒々しい小日向に矢口は面食らいながらも、少しずつ雨森町になじんでいく。 そんなふたりにもたらされる恩師の死をめぐる謎。先生の死は事故なのか? あるいは、生徒からのいじめを苦にした自殺? 23年前の真実を求めて、矢口と小日向は元クラスメイトを訪ねるが――。 【四六版並製/本体価格1300円+税】 著者紹介 榎田ユウリ(えだ・ゆうり ) 東京都出身。主な著書に〈妖琦庵夜話〉シリーズ(角川ホラー文庫)、『夏の塩』をはじめとする〈魚住くん〉シリーズ、〈カブキブ!〉シリーズ(以上、角川文庫)、『ここで死神から残念なお知らせです。』『死神もたまには間違えるものです。』(以上、新潮文庫nex)など。また榎田尤利名義ではボーイズラブ作品を多数発表し、著作数は2018年で120を超える。 魅力的なキャラクター、繊細な心情描写、巧みなストーリーテリングによってジャンルを超えた人気を博す。